2002年03月11日
三洋電機ソフトウエア株式会社 / 東芝情報システム株式会社/ 株式会社ドリーム・トレイン・インターネット/ 松下電器産業株式会社 電機メーカー系４社のインターネットサービスプロバイダー（ISP）が インターネット事業全般で包括的な提携で合意 －ノンＰＣ機器によるインターネット接続技術開発・新サービスの提供、経営基盤の強化を狙う－
電機メーカー系４社のインターネットサービスプロバイダー（ＩＳＰ）は、インターネット事業全般において包括的な業務提携を行うことで合意しました。
本提携に合意したのは下記のとおりです。
・三洋電機ソフトウエア株式会社
（本社：大阪府守口市 代表取締役社長：徳永 雅弘）「ＳＡＮＮＥＴ」
・東芝情報システム株式会社
（本社：神奈川県川崎市 代表取締役：藤正 顯）「infoPepper インターネットサービス」
・株式会社ドリーム・トレイン・インターネット（三菱電機グループ）
（本社：東京都港区 代表取締役：飛澤 新治）「DTI」
・松下電器産業株式会社
（本社：大阪府門真市 社長：中村 邦夫）「Panasonic ｈｉ－ｈｏ」
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本提携は、様々な機器によるネット接続がもたらすユビキタスネットワーク社会において、お客様に、より利便性の高いインターネットサービスを提供することと、各ＩＳＰにおける事業全般の経営基盤強化を目的として実施するものです。
インターネットのブロードバンドサービスの普及はＩＰｖ６の進展とともに様々な機器がインターネットに接続されるユビキタスネットワーク社会を構築すると言われています。その中でノンＰＣ機器によるインターネット接続サービスの開発には電機ハード機器の開発部門とＩＳＰ事業部門の連携が不可欠です。
本提携により、電機メーカーを母体とした４社のＩＳＰが共同でノンＰＣ機器によるインターネット接続サービスの研究・開発を行えることとなり、お客様はノンＰＣ機器へのインターネット接続サービスの安心利用、コンテンツサービス、サービス品質の向上などのメリットが享受できます。また、各ＩＳＰは通信インフラやコンテンツの相互利用・共同開発によりそれぞれの経営基盤の強化を図ってまいります。
本提携に合意した電機メーカー系４社のＩＳＰで、ＩＰｖ６によるセキュアなブロードバンドユビキタスネットワーク社会を視野に入れたインターネットビジネス戦略の共同構築を行ってまいります。
具体的提携内容として、次の６項目となります。
（1）ＩＰｖ６ネットワーク・サービスに関する共同研究・開発及び運用ノンＰＣ機器のインターネット接続を行うために重要な要素となる「ＩＰｖ６」のネットワークの構築、及びサービスの共同研究・開発及び運用を行ってまいります。
（2）ノンＰＣネット接続機器用ポータルサイトの共同開発・運営ノンＰＣネット接続機器の利便性を高めるため、様々な機器に応じたポータルサイトの共同開発、運営を行ってまいります。
（3）様々な形態のノンＰＣネット接続機器へのコンテンツサービスの共同開発・運営それぞれがコンテンツサービスを相互利用、共同企画・開発する環境を整備することを通じ、現状のコンテンツビジネスの分野を拡大するとともに、ノンＰＣネット接続機器に対するコンテンツを共同開発、相互提供、運営いたします。
（4）通信インフラ等の各ＩＳＰサービスによる相互利用の検討を開始現在それぞれが保有し、構築・運営しているバックボーン、ネットワークオペレーションセンター、データセンターの相互利用の可能性を検討し、それぞれの経営基盤の強化を図ってまいります。
（5）共同マーケティング活動の実施各ＩＳＰの販促・宣伝展開において、ＩＰｖ６サービスの訴求など、お互いのマーケティング力を結集してマーケティング活動の効率化を行ってまいります。
（6）ノンＰＣ機器のネット接続におけるＩＳＰの役割を検討・協議する研究会の発足（研究会名称「Non PC ISPコンソーシアム（略称「ＮＩＣ」：Non PC ISP Consortium《仮称》」：幹事・松下電器産業株式会社ｅネット事業本部ｈｉ-ｈｏビジネスユニット、株式会社ドリーム・トレイン・インターネット）本提携に合意した電機メーカー４社のＩＳＰはこれを第一ステップとして、ノンＰＣ機器のインターネット接続の普及を促進する中でＩＳＰの新しい役割を検討課題とした研究会を発足し、電機メーカー系をはじめＩＳＰ各社に広く参画を呼びかけてまいります。
（※）・・・ノンＰＣ機器：パーソナルコンピューター以外の電力を用いる機器や製品
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