2002年03月18日
松下電器産業株式会社(本社:大阪府門真市、社長:中村 邦夫 以下松下電器)の運営するインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)「Panasonic hi-ho(パナソニック・ハイホー、以下hi-ho)」と株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(本社:東京都港区 代表取締役:飛澤 新治、以下DTI)、は既報のISP事業の業務提携において、「通信インフラの共同利用」と「IPv6関連サービスの共同構築」について、下記のとおり推進していくことで決定いたしました。 ■通信インフラの共同利用について
DTIが2001年秋より展開しているギガビット広域イーサーネット・バックボーンを用いたブロードバンド網を、2002年5月までに全国へ展開し、随時hi-hoと共同利用を開始する予定です。全国展開した後は、hi-ho、DTIのブロードバンド会員の増加に合わせた回線増強を随時行うことで、高い回線品質でのブロードバンドインターネット環境をユーザーの皆様に提供してまいります。 ■IPv6関連サービスの共同構築について
来るべきユビキタスネットワーク社会に不可欠な、膨大なIPアドレスを得ることができる「IPv6」について、下記の3点について協業を行います。 1.共同利用する全国ブロードバンド網上に、ネイティブ(※)によるIPv6ネットワークの構築を、20 02年度上期中完了を目標に共同で実施いたします。 ※IPv6パケットに手を加えずそのままインターネットに伝送すること。 2.1. にて構築したIPv6ネットワークを共用し、商用サービスとして、法人向け専用線接続サービスを 2002年上期中の予定で、またラストワンマイルのアクセス事業者のスケジュールと連動しつつ、個人 向け接続サービスを2002年下期中の目標として開始いたします。 3.IPv6による家庭内ノンPC機器インターネットによる新サービスの共同研究・開発を実施いたしま す。まず、インターネットを用いることで格安の料金で通話が可能な「IP電話」についてhi-ho、 DTI共同でIPv6によるIP電話の実証実験を2002年4月より開始し、2002年上期中に 事業化検討を行い、2002年下期中を目標として開始いたします。また、hi-hoを運営する松 下電器の強みである家電製品のノウハウと、DTIの親会社である三菱電機株式会社(本社:東京都 千代田区 社長:谷口一郎)が強みとするセキュリティ関連のノウハウを組み合わせ、家電機器の制 御・リモート監視、ホームセキュリティなどのIPv6上のアプリケーション研究・開発などを共同 で行ってまいります。