2003年08月06日
平成16年3月期第1四半期業績の概況の発表を行いました。 ■ 連結決算概況(要旨)及び施策について
当社グループの当第1四半期連結会計期間の業績は、売上高1,274百万円(前年同期比135百万円減収)、営業利益8百万円(前年同期比159百万円改善)、経常利益3百万円(前年同期比164百万円改善)、当期(四半期)純利益プラス0百万円(前年同期比161百万円改善)と前年同期比減収なるも、営業利益、経常利益では黒字転換することができました。
インターネット接続事業においては、ブロードバンド会員は増加するものの価格競争、会員囲い込みのための無料キャンペーンの実施、全体的な会員数の伸び悩み等により全体として横ばい傾向にあります。その他事業に分類されているカスタマーサービスについては、設備投資を必要としない派遣型サポートの展開が順調に推移し、対前年同期比49.4ポイントの増加となりました。
一方、前連結会計期間に売上原価の主要な部分を占める回線費用の大幅な見直しによる通信方式の変換や通信単価の削減を行った結果、当第1四半期連結会計期間の売上原価は大幅な削減をすることができました。
その結果、売上高は減少するも、営業利益、経常利益、当期利益共に、大幅な改善となりました。 ■ 当社グループにおける当第1四半期の状況及び今後の見通し
売上高のうち、インターネット接続事業における個人向けサービスについては、個人会員数増大のための施策として価格の見直しや、無料キャンペーン等の実施などの影響もあり前年同期比で減収となりましたが、ブロードバンド会員の伸び率は堅調に推移しております。法人向けサービスについては、個別取引先へのハウジングサービスが終了したことが影響し、大きく減収となりました。
また、売上単価増大に向けた付加価値サービス強化の一環として、ウイルスチェックなどの「メールオプションサービス」を4月に正式に提供を開始し、法人向けサービスについては、パワードコムグループとの一体化した営業体制を進め、6月より具体的な営業活動を開始しております。その他事業のカスタマーサポートについては、株式会社パワードコムのインターネット事業に関わるサポート業務の受託拡大にむけ取り組んでおります。
一方費用においては、通信コストを低減するためにキャリアとの価格交渉を進めてきた結果、4月よりバックボーン回線費用を中心に大幅なコスト低減を実現できました。 また、7月に本社を移転いたしましたが、その資金支援として、株式会社パワードコムより5月に4億円のグループ融資を受けております。 今後も、当社グループの重要な課題である、個人会員数の増大、売上単価の増大、法人売上の拡大などの施策をパワードコムグループと連携し、業績の改善を目指してまいります。 尚、平成15年5月15日に公表した連結業績予想数値は次のとおりであり、当第1四半期においてこれらの数値に変更はありません。 平成16年3月期の連結業績予想(平成15年4月1日~平成16年3月31日)
予想売上高 | 予想経常利益 | 予想当期純利益 | 1株当たり予想 当期純利益 | |
通期 | 6,150 百万円 | △243 百万円 | △367 百万円 | △48,602円 83銭 |